SAP プロセス オートメーション

従業員ライフサイクル全体でシームレスな機能

雇用から退職までのさまざまなマイルストーン、吸収合併、さまざまな人的資本管理 (HCM) オブジェクトなど、人事チームはたくさんの課題を抱えています。こうした作業はつまるところ、膨大な手作業が積み重なることを意味します。極めて限られた時間の中で一斉に、手作業でデータを更新することも多々あります。

作業の優先順位が低いものから高いものまで、さまざまな SAP 人事プロセスを自動化することにより、従業員ライフサイクル全体でデータを正確に管理しやすくなります。

Precisely Automate Studio は、オートメーションをさらに効率化し、人事スタッフが使い慣れた Excel インターフェイスで SAP データを管理できるようにします。Excel ベースのオートメーションにより、以下のメリットを得られます。

• 従業員ライフサイクル全体でマイルストーンを簡単かつ効率的に管理
• HCM オブジェクトに関するデータの作成および更新を自動化
• 従業員の学習およびそれに関連する登録・出欠の追跡やレポート作業を簡単に管理
• 合併関連処理の速度と効率性を増大
• 複数の配置転換処理での手作業軽減

こうした日常業務の変化だけでなく、より高いレベルの組織変革も進行しています – その成果として、データ品質の向上、レポートの重要度増大、コンプライアンスの強化、IT チームへの依存度低下などが見られるようになっています。

当社の Automate プラットフォームのことをよく知って、より付加価値の高い戦略的イニシアチブに時間を使えるようにしましょう。

時間とコストを節約

セールス部門やオペレーション部門が自身の手作業で SAP データを処理すると、エラーが発生しやすくなり、時間とコストが失われるリスクが高まり、ひいては顧客の信頼と満足度の低下につながります。

また、SAP データ問題が発生するたびに対処する作業には、製品やサービスを提供するための時間よりも長い時間が費やされることも多く、これは企業にとって賢い方策でもなければ、持続可能でもありません。

手作業による処理を自動化するソリューションは、注文の入力から最終決算までのプロセス全体で、以下のような新しい機会を生み出します。

• 顧客注文: SAP 注文入力を自動化し、受注処理に必要なデータ収集を効率化することで、時間を節約しつつ精度を高める
• SAP 受注処理: 在庫管理マスター データをより詳細に分析した情報を得る
• SAP 配送: 顧客のマスター データを最初から適切な品質で取得することにより、作業のやり直しや再発送を回避する
• SAP 請求処理: 一度にマスター データ レベルで価格データを読み込むことで、手入力ミスや発注ミスを減らす
• SAP Order-to-Cash: Order-to-Cash (O2C) データ精度の向上により、スケジュール通りに売掛金を回収する

注文から発送までをよりスムーズに行い、顧客満足度も高められるようお手伝いします。

小さな労力でより大きな成果を

質の低い SAP マスター データは、しばしばサプライチェーンの管理問題および非効率性の根本原因となります。言うまでもなく、それは対応にコストがかかるエラーが発生することを意味します。

生産プロセスを整理する必要があるなら、お客様の SAP ERP サプライチェーン データ管理業務の自動化を検討してください。

それがコア サプライチェーン プロセスに与える影響は以下のとおりです。

• 仕入先マスター データ: SAP 仕入先マスター データ処理用 Web ベースのフォームおよびワークフローを構築。それを利用することで、ビジネス アナリストはベンダー データを簡単に収集し、検証できます
• 品目マスター データ: 品目データの作成および更新プロセスを効率化・自動化し、コストのかかる作業のやり直しを排除して、SAP フィールド レベルでデータを検証し始められます
• 新製品の導入: 迅速で予測可能な自動製品データ処理により、お客様のすべての納期を守ります
• 調達と管理: 高品質の物流および配送情報を確実に活用するために、データの作成および保守作業を最適化・自動化します
• 請求処理: ベンダー請求書データを Excel から SAP に直接ダウンロードし、アドホック レポートを簡単に作成できます

SAP ERP サプライチェーン データ管理プロセスを自動化すると、手作業が減って運用問題を解消できます。

サプライチェーン チームの生産性が向上し、継続的な改善、サイクルタイムの短縮、市場需要の予測が可能になります。

プラント保守プロセスに弾みをつける

お客様の SAP システムの能力は、保有するデータの能力に左右されます。重大なビジネス上の意思決定を下すためには、それだけ高品質のデータが必要です。

• SAP PM マスター データ: マスター データの品質を高め、すべての SAP PM マスター データの作成および保守を効率化します
• SAP 作業指示および通知: 技術的プログラミング スキルがないスタッフでも、完全に標準化されたフィールド データを取り込むオートメーション Web フォームまたは Excel ワークブックを簡単に作成し、エラーを減らすことができるようにします
• SAP PM 運用レポート: プランナーやマネージャーは、SQVI やその他の技術的プログラミング スキルがなくても、運用効率を高め、より適切な意思決定を迅速に行う必要があります。その際、データを SAP から簡単に抽出して運用レポートを作成できます

SAP PM データを適切に取得し、適切な状態に保つために必要なオートメーション ツールをチームに提供すると、より優れた予防計画を策定したり、是正・分析作業をより効率的に管理するなどの成果が広がり、ダウンタイムの短縮、リスクの低下、コストの削減につながります。

SAP 調達における新たな可能性

手動 SAP 調達プロセスには、大量のデータ入力、ベンダーおよび原材料の管理、書類整理が関与します。これらはすべて、本来は別の仕事に使うべき時間を膨大に必要とする退屈な作業です。

お客様の SAP 購買プロセスを見直し、オートメーションに投資するとビジネスの新しい可能性の扉がどのように開くかを検討してみませんか?

• 購買申請の作成 標準的な Excel ベースのテンプレートを使用して簡単に PR を作成し、重要な情報を取り込みます。毎月の定期申請を自動化して集計することもできます
• 発注書の作成: オートメーションは、SAP での発注書の作成・承認プロセスをスピードアップすることで時間を短縮します
• 請求書と発注書の照合: 請求書を迅速に処理し、支払いサイクルを改善するとベンダーからのさらなる割引が期待できます
• 受領した請求書と支払情報の入力: SAP へのデータ読み込みを自動化すると、データをより迅速かつ正確に処理できます
• ベンダーの新規作成: オートメーションにより、新しいベンダー データを迅速に入力し、それを元に発注時間を短縮できます

お客様の SAP 調達プロセスを自動化すると、視野が広がり柔軟性とガバナンスが向上し、分析、効率性、全体的な管理により多くの時間を割り当てることができます。