ホワイトペーパー

メインフレームのログ データを利用したエンタープライ ズ全体でのオペレーション効率向上とセキュリティ強化

はじめに

1960 年代中頃に IBM System/360 が発表されて以降、メインフ レームは多くのグローバル企業で情報処理に重要な役割を果た してきました。1970 年に IBM 社が System/370 を発表して技術 を進化させ、オペレーティング システムが仮想ストレージとよ り高いレベルのマルチタスクを実現するようになると、「ブラ ック ボックスの内部」を覗いて動作中のシステムやアプリケー ションに影響を及ぼす異常や問題を検出できるようにしたいと いうニーズが生じました。このニーズから、Candle Corporation 社の OMEGAMON のようなパフォーマンス監視技術や、他の ベンダーの監視機能が出現しました。やがて、これらの高価な IBM メインフレームの利用率やパフォーマンスを最大限に高め るため、企業は履歴監視機能とキャパシティ プランニング ツー ルを求めるようになりました。

System/390 の時代である 1990 年代までにクライアントサーバ 技術が出現し、多くの企業で UNIX、Windows、Linux のサー バが爆発的に急増しました。これらのプラットフォームは展開 や保守が安価で容易であると思われたため、「メインフレーム は消滅する」という多くの誤った予測につながりました。しか し、これらのプラットフォームには独自の課題が伴い、その多 くはメインフレームの世界で経験した課題と似たものでした。 それはすなわち、IT インフラストラクチャの健全性、アプリケ ーションのパフォーマンス、可用性に影響を与える問題、キャ パシティの拡大を計画するタイミングを把握するということで す。そのため、これらのプラットフォーム向けにまったく新し い一連の監視技術が生まれました。その一部は、マルチプラッ トフォームのパフォーマンスや可用性を監視できるよう、従来 のメインフレーム サプライヤが提供したものでした。

このホワイトペーパーでは、z / OSの運用データとセキュリティデータの主要なソースと、そのデータをIronstreamを介してSplunkデータ統合プラットフォームに送信する方法について説明します。

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