ホワイトペーパー

メインフレームからクラウドへ: ハイブリッド環境における 「一度の設計であらゆる場所に展開」方式

はじめに

メインフレームデータにとって、「古い物はまた新しくなる」 という言葉には大きな関連性があります。貴重なメインフレー ムデータは、クラウドでアクセスできるようになるとさらに価 値が高まります。しかし、メインフレームデータを処理する作 業の複雑さは、(とりわけ社内にそのスキルがない企業におい て) 重大な課題となっています。メインフレームシステムは、今 日の最新技術に必ずしもシームレスに統合されるとは限らない からです。メインフレーム開発者は、容量を節約するために数 多くの設計テクニックを応用しましたが、その結果、メインフ レームシステムから生成される大量のデータは、最新のデータ プラットフォームを取り扱うスキルに長けたスタッフを含め、 多くのスタッフが見慣れていない形式です。

メインフレームデータをなんとかクラウドに移行しても、作業 はそれで終わりではありません。メインフレームでトランザク ションを運用し続ける場合、データの変更をクラウドにも反映 する必要があります。

また、多くの企業では、複数のクラウドを展開したり、時間の 経過に伴ってクラウドベンダーを切り替えたりします。

マルチクラウド展開は、企業がベンターや技術を固定する弊害 を妨げるため、大いに意味があります。しかし、マルチクラウ ド展開はハイブリッド環境の複雑化にも拍車をかけ、展開する ごとにゼロから始めなくてもオンプレミス環境とマルチクラウ ド環境をサポートできるように、全般的な (特にメインフレーム データアクセス) データ統合作業の実施が今までになく重要にな っています。そのような機能を称して「一度の設計であらゆる 場所に展開」方式と表現しています。

このホワイトペーパーでは、システムを一度構築してしまえば、 もう一度作業をしなくてもハイブリッド環境やマルチクラウド環 境で作業ができるように、メインフレームデータを活用する方法 について説明します。GUI を備えたツールを使用して開発と実行 を切り分けると、企業は最新技術に後れを取ることがなく、新し い環境のために再コーディングにスキルやリソースを投入しなく てよいかと頭を悩ませる必要はありません。その結果、大きな成 果につながり、不要なコストをかけることはありません。

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.